あだち眼科のアクティビティ

京都府八幡市で唯一近視治療(オルソケラトロジー)、先進医療(多焦点眼内レンズ)を行う眼科施設です。

緑内障

緑内障最新治療

緑内障ではいったん視野の欠損や視力低下があると元に戻ることはできません。よってより早く気付き、眼圧をコントロールすることで進行を遅らせる必要があります。早期に治療を開始すれば正常に近い視機能を維持することが可能となります。
治療法としては主に薬物療法、レーザ治療、外科手術が一般的です。日本臨床眼科学会で紹介のあったCYCLO G6は毛様体へ熱を送ることによるレーザー光凝固装置で緑内障の治療を行なうことができます。CYCLO G6に搭載されたマイクロパルスP3プローブは、低エネルギーでの治療であるため、重篤な合併症がなく、合併症の発生率が低いと考えられ、また、毛様体扁平部の細胞を刺激しますが、破壊してしまうことはなく、再治療が可能です。原発開放隅角緑内障など(様々な病型・Stage)の治療に実施されます。
特徴としては以下が挙げられます。
  • 非切開・非観血治療で、低侵襲な治療
  • 合併症の発生率は低く、重篤な合併症がない
  • 様々なステージの緑内障に適応
  • 薬物治療との併用も可能
  • 反復治療可能
  • 外科的手術後の眼圧コントロールも可能
  • 効果が得られなかった際には、非切開であるため外科的手術への移行も可能
この装置は患者さんへの負担も少なく大変画期的であると考え、当院でも導入を検討しております。

肉を食べる頻度が少ない女性〜緑内障のリスク〜

緑内障の危険因子で生活習慣に関する報告が少ない中、以下のような興味深い論文を目にしましたのでご紹介します。

旭川医科大学の木ノ内玲子先生による北海道留萠市の40歳以上の住民を対象に行われた研究結果です。それによりますと、女性で肉を食べる日数が少ないことが開放隅角緑内障のリスクになるという分析結果が示されました。
なお、1日の歩行時間、血圧、コーヒー消費、お茶消費、アルコール消費、果物の1日摂取量、魚を食べる日数、喫煙歴に有意な相関は認められなかったとのことです。

緑内障に初のサプリメント

前回に引き続き、緑内障についてお話します。

緑内障の予防・治療に必要なものとしては、眼圧を下げる、視神経の血流を良くする、視神経を保護することが挙げられますが、これら全てに効果が期待できるサプリメント「サンテ グラジェノックス」が昨年参天製薬より発売されました。今までの治療は点眼により眼圧を下げる事が主流であったのに対し、このサプリメントは初めて視神経へ作用する効果が期待できます。
作用として報告されているのは
・眼圧下降効果
・網膜中心動脈の血流速度の改善
・神経保護作用
・視野狭窄抑制作用
・酸化ストレスや炎症に対する作用

です。

主な成分は
①松樹皮エキス(ピクノジェノール)
ビタミンCの50倍、ビタミンEの200倍の抗酸化力があると報告され、体内の活性酸素を除去する作用があり、網膜の保護作用が報告されています。
40種類以上のフラボノイドを含有。樹齢25年〜30年のフランス海岸松の樹皮から抽出した天然の植物由来成分を損なわないよう特許化された抽出プロセスを経て、伐採後24時間以内に製品化されたものです。

②ビルベリーエキス
細動脈血管の血流改善を示唆する作用や、炎症に対する作用、酸化ストレスに対する作用などが報告されています。
アントシアニン、タンニン、ヒドロキシ安息香酸、フラボノール配糖体などを含有。7〜9月にかけての成熟期に収穫されたビルベリーの生果実からのみ抽出されたものです。


このサプリメントをラタノプロスト点眼薬(眼圧を下げる目薬)と併用することでさらなる効果が期待出来るとの報告もあります。当院では緑内障の患者様、緑内障になりやすい方にはおすすめしております。ご興味ある方はご相談下さい。


緑内障を予防できる飲み物は?

米国眼科学会(AAO)のデータによると、緑内障のリスク因子は以下に挙げられます。

1)40歳以上
2)アフリカ/アジア系/ヒスパニック系のルーツがある
3)眼科検診で眼圧上昇を指摘された経験がある
4)近視ないし遠視である
5)眼外傷、あるいは眼球損傷の既往がある
6)角膜中心部が菲薄化している

緑内障の早期発見の重要性については以前にもお話させていただきましたが、今日は予防のお話です。

香港の眼科医らの研究によると、緑茶のカテキンが緑内障予防に効果的ということです。
これはHong Kong Eye Hospital, Kowloonとthe Prince of Wales Hospital, Shatinの医師らによる研究でJournal of Agricultural and Food Chemistryに掲載されたものです。この論文は経口摂取されたカテキンが目の組織に届いた事が証明されたというものです。つまり、カテキンは抗酸化作用を持つ物質であるため、目への酸化ストレスへ作用するかもしれないという研究研究結果を示すものです。

もともと緑茶のカテキンが身体に良いことは知られていますが緑内障にもその効果があるとは朗報ですね。





ライトアップ in グリーン運動って知ってますか?

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写真をご覧ください。緑色のライトアップです。

これは、日本緑内障学会が世界緑内障週刊の啓発活動の一環として展開しているライトアップ in グリーン運動です(18年は3月11日〜17日)。
緑内障についてよく知らないという人も多く、啓蒙活動が目的で行われているものです。

目の病気でよく間違えられるのが白内障と緑内障です。名前はよく似ていますがこの二つは全く違うという事を覚えておいてください。決定的に違うことは、白内障は手術をすれば視力は元に戻りますが、緑内障は欠損した視野は元に戻ることはありません。緑内障の恐ろしいことは、自覚症状がないままゆっくり進行し、おかしいと思った時には視神経の半分以上が無くなってしまうということです。40歳以上では20人に1人の病気と言われ、失明原因の第1位です。完治が期待できない緑内障の対策として、自覚症状が出てしまう前の早期発見、早期治療が非常に重要であります。

私は目は悪くないから眼科を受診した事がないという方も、異常がなくても40歳を過ぎたら1年に一回検診を受けてみられる事をお勧めします。人間ドックで行われる眼底検査は緑内障をチェックするためのものですが、眼底検査だけでは見つからないケースもあります。眼科ではOCT検査(眼底3次元画像解析)、視野検査を行い、より早期で確実な診断が可能となっております。

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