あだち眼科のアクティビティ

京都府八幡市で唯一近視治療(オルソケラトロジー)、先進医療(多焦点眼内レンズ)を行う眼科施設です。

近視治療

京都府内の裸眼視力、高校生の悪化目立つ

文科省の発表によると、裸眼視力が1.0未満の子どもの割合は、京都府内が小学生で34.7%(前年度32.9%)、高校生で70.3%(前年度69.6%)にのぼり、いずれも全国平均を上回り、裸眼視力が0.3%未満の子の割合も府内は小学生で10.2%(全国9.3%)、高校生で47.9%(全国39.1%)と、いずれも全国を上回りました。特に高校生は前年度を8.6ポイント上回り、大きく悪化したということです。スマートフォンなどの利用も大きく影響しているのではないかとみる専門家もいます。

コンタクトで近視抑制研究

6月に京都府立医大でコンタクトによる近視抑制の臨床研究が行われるという新聞記事がありました。
近視の低年齢化が問題になる中、筑波大学との共同研究で、対象は視力0.6以下の小学生100人を募集するとのことです。
このコンタクトレンズは一般的なレンズと異なり、網膜周辺でもピントが合うように調整されているのが特徴で、目の負担が減らせることにより近視の抑制が期待できる「多焦点コンタクトレンズ」と呼ばれるものです。

当院では近視抑制治療としてはオルソケラトロジー、低濃度アトロピン点眼を主に行なっておりますが、強度近視が強い方やオルソケラトロジー適応外の方にこのコンタクトレンズの採用を検討しております。興味のある方はご相談下さい。

調節麻痺と近視進行抑制

第122回日本眼科学会総会に参加しました。
筑波大学平岡孝浩先生による調節負荷と近視進行の関連性についてお話を伺いました。

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近視患者の世界的な増加により、近視関連合併症に伴う失明者の急増が懸念されており、近視進行抑制法の確率は急務の課題となっています。
講演では、当院で処方しているアトロピン点眼0.01%の有用性について述べられていたことに加え、オルソケラトロジー、多焦点コンタクトレンズについても紹介されていました。

近年の学会では近視進行抑制に関する講演が増えてきたと感じております。当院では積極的に最新の情報を取り入れていこうと思っております。
今後近視治療の研究が進歩することを願っております。

近視抑制治療についての話

フォーサム2017 大阪に参加してきました。

慶応義塾大学の坪田先生による近視進行抑制の興味深い講演を拝聴しました。現在、近視は世界的に激増しており、失明にも繋がる多因子疾患でもあります。アトロピン点眼、外で遊ぶ時間を増やすことによる抑制効果、その抑制をもたらす屋外に存在するバイオレット光の解明、サプリメントの有用性について大変勉強になりました。

近視の進行を抑えることはできるの?


最近、子供の近視が増加しているとお感じになった方も多いのではないでしょうか。文部科学省 の調査によると視力が1.0未満の子どもは小学校が32%、中学校が56%と過去最高になっていることがわかりました。これはスマートフォンやゲーム機を近くで見続ける生活習慣の影 響が出たと考えられています。













実はこのような傾向は日本だけにとどまらず、アジアの国々を中心に世界的な規模で増加しているというのです。小児近視に関する研究者であるオハイオ州立大学教授のDr. Jeff Wallineによると、 世界の人口の約22%が近視であり、2030年までに30%まで増加するといわれています。 なんと、 台湾では18歳女性の90%以上が近視です。しかも、極度の強度近視も以前より増えてきていると いうのです。   
では、小児の近視が進行する原因は何なのでしょうか。それは、眼球が成長する時期に網膜の周 辺部に焦点のずれがあること、一般的に近視が始まる学童期(6歳から12歳ごろ)に眼球の奥行の長さ(眼軸長)が伸びてしまうことが原因と考えられます。
これらを踏まえ、Dr. Wallineは小児の近視抑制効果についてあらゆる研究を比較調査し、以下の 治療が最も有効であると述べています。

●オルソケラトロジー (夜用コンタクトレンズ) 
●低濃度アトロピン点眼
●マルチフォーカルソフトコンタクトレンズ(日本では入手不可)

これらは、ほとんど副作用もなく、近視抑制に高い効果が期待されるものであると考えられています。
近視はありふれた異常だと軽く考えがちですが、進み続けると強度近視に進行し、最悪の場合失明することもある、決して侮れない病気とも言えます。現代の医学では、残念ながら既に進行してしまった近視を元に戻すことは不可能です。しかしながら、早めの段階で進行を抑える効果は十分期待できると考えられています。現代病であるといっても過言ではない近視において、学童期である小児の段階で進行に異常を感じられた場合、早めに専門の眼科に相談されてみてはいかがでしょうか。
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