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写真をご覧ください。緑色のライトアップです。

これは、日本緑内障学会が世界緑内障週刊の啓発活動の一環として展開しているライトアップ in グリーン運動です(18年は3月11日〜17日)。
緑内障についてよく知らないという人も多く、啓蒙活動が目的で行われているものです。

目の病気でよく間違えられるのが白内障と緑内障です。名前はよく似ていますがこの二つは全く違うという事を覚えておいてください。決定的に違うことは、白内障は手術をすれば視力は元に戻りますが、緑内障は欠損した視野は元に戻ることはありません。緑内障の恐ろしいことは、自覚症状がないままゆっくり進行し、おかしいと思った時には視神経の半分以上が無くなってしまうということです。40歳以上では20人に1人の病気と言われ、失明原因の第1位です。完治が期待できない緑内障の対策として、自覚症状が出てしまう前の早期発見、早期治療が非常に重要であります。

私は目は悪くないから眼科を受診した事がないという方も、異常がなくても40歳を過ぎたら1年に一回検診を受けてみられる事をお勧めします。人間ドックで行われる眼底検査は緑内障をチェックするためのものですが、眼底検査だけでは見つからないケースもあります。眼科ではOCT検査(眼底3次元画像解析)、視野検査を行い、より早期で確実な診断が可能となっております。