参天製薬主催の糖尿病黄斑浮腫(DME)治療アップデートのカンファレンスに出席しました。
糖尿病によって起こる三大合併症(糖尿病腎症、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症)のひとつである糖尿病網膜症は成人の失明原因の第2位、50〜60代では第1位となっております。その失明原因とされる出血以外の症状として糖尿病黄斑浮腫(DME)があり、注意が必要です。糖尿病黄斑浮腫(DME)は黄斑部に起こる浮腫(むくみ)によりたとえ網膜症初期段階にも関わらず視覚障害が起こることがあります。
視力低下によるQOL低下に直結する疾患である糖尿病黄斑浮腫(DME)の治療としてステロイドと抗VEGF薬といった薬物療法、レーザー治療、硝子体手術があります。今回はその抗VGEF薬としてアイリーアやレーザー治療に関する新しい知見の紹介がありました。当院はこれらの知見を生かしてできるだけ多くの方を失明から守りたいという思いで努力しております。