白内障手術の精度をさらに高めるために先日眼科機器メーカーのカールツァイス大阪本社を訪れました。
白内障手術の精度を最大限に向上させることは術後の患者さんの満足度に直結します。そのために白内障手術の手技は勿論、術前正確に患者さんの目を測定する機器を揃えることはとても大事です。その機器の一つは眼球の長さ(眼軸長)を図るカールツァイス社のIOLマスター700です。8月に新しいバージョンアップがデビューし、今まで測定が難しいとされていた角膜の後面屈折力を測定できるようになりました。強い乱視、強度の近視と遠視、普通より変わった角膜形状、レーシックなど角膜近視矯正手術後の患者さんはこれまでに白内障手術後の度数ずれが問題になっていましたが、新しいバージョンが搭載される機器なら、術後の誤差がほぼなく、極めて高い満足度が得られます。現在のところこの新しいバージョンアップが搭載される機器は日本に二台しかなく、近日中に当院でデモすることが決定しました。
当院では近視、遠視、乱視は勿論、老眼の治療に力を入れており、裸眼で見える、視力の若返りを治療目標にしております。常に最新情報を取り入れて、患者さんに最新の治療を提供できるよう職員一同頑張ってまいります。