あだち眼科のブログ

京都府八幡市で唯一近視治療(オルソケラトロジー)、先進医療(多焦点眼内レンズ)を行う眼科施設です。

2018年09月

さらに高い白内障手術の精度を目指した最新機器

白内障手術の精度をさらに高めるために先日眼科機器メーカーのカールツァイス大阪本社を訪れました。
白内障手術の精度を最大限に向上させることは術後の患者さんの満足度に直結します。そのために白内障手術の手技は勿論、術前正確に患者さんの目を測定する機器を揃えることはとても大事です。その機器の一つは眼球の長さ(眼軸長)を図るカールツァイス社のIOLマスター700です。8月に新しいバージョンアップがデビューし、今まで測定が難しいとされていた角膜の後面屈折力を測定できるようになりました。強い乱視、強度の近視と遠視、普通より変わった角膜形状、レーシックなど角膜近視矯正手術後の患者さんはこれまでに白内障手術後の度数ずれが問題になっていましたが、新しいバージョンが搭載される機器なら、術後の誤差がほぼなく、極めて高い満足度が得られます。現在のところこの新しいバージョンアップが搭載される機器は日本に二台しかなく、近日中に当院でデモすることが決定しました。
当院では近視、遠視、乱視は勿論、老眼の治療に力を入れており、裸眼で見える、視力の若返りを治療目標にしております。常に最新情報を取り入れて、患者さんに最新の治療を提供できるよう職員一同頑張ってまいります。

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その見えにくさは脳腫瘍かもしれません?!

新聞記事で目に留まった記事です。

13歳のお孫さんは頭痛と嘔吐で小児科で胃腸炎と診断されました。
その後目が見えにくいと訴え眼科を受診。自己免疫疾患を疑われ大病院に紹介されたが断られ、別の大学病院では紹介状なしでは受診できないとのこと。
強引にお願いして診てもらったところ、眼科から脳神経外科へ回され即入院。脳腫瘍だったとのことです。

脳腫瘍は眼科受診をきっかけに発見されることは珍しい事ではありません。
当院でも白内障と診断され紹介されて来た患者様が脳腫瘍疑いだったため、脳神経外科へ紹介をさせて頂いたことが数例ありました。
脳神経外科からその後丁寧に診断結果が返送され、脳腫瘍と診断されたとの結果を受け取りました。
信頼できる大病院との連携を取ることは大切な事だと考えております。


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