あだち眼科のアクティビティ

京都府八幡市で唯一近視治療(オルソケラトロジー)、先進医療(多焦点眼内レンズ)を行う眼科施設です。

あだち眼科公式サイトはhttp://adachiganka.net

老眼治療用眼内レンズについて



多焦点レンズ講演会(「京都Quality of Vision 向上研究会」)に参加しました。 

白内障手術では、単焦点レンズ、多焦点レンズが選択肢としてあげられますが、当医院では先進医療施設の認定に伴い、今後ますます多焦点レンズを選ばれる患者さんが多くなる事が予想されます。そのため、多くの症例を経験されております大内先生の講演会はとても興味深く拝聴致しました。特にマイクロモノビジョン併用ブレンドビジョン(MMBV法)は臨床成績も良く、良好なコントラストと近方視力を両立させる可能性のある処方という事です。今後の手術に役立つ情報が多数含まれておりましたので、多くの方々に還元出来ればと思っております。

近視抑制治療についての話

フォーサム2017 大阪に参加してきました。

慶応義塾大学の坪田先生による近視進行抑制の興味深い講演を拝聴しました。現在、近視は世界的に激増しており、失明にも繋がる多因子疾患でもあります。アトロピン点眼、外で遊ぶ時間を増やすことによる抑制効果、その抑制をもたらす屋外に存在するバイオレット光の解明、サプリメントの有用性について大変勉強になりました。

近視の進行を抑えることはできるの?


最近、子供の近視が増加しているとお感じになった方も多いのではないでしょうか。文部科学省 の調査によると視力が1.0未満の子どもは小学校が32%、中学校が56%と過去最高になっていることがわかりました。これはスマートフォンやゲーム機を近くで見続ける生活習慣の影 響が出たと考えられています。













実はこのような傾向は日本だけにとどまらず、アジアの国々を中心に世界的な規模で増加しているというのです。小児近視に関する研究者であるオハイオ州立大学教授のDr. Jeff Wallineによると、 世界の人口の約22%が近視であり、2030年までに30%まで増加するといわれています。 なんと、 台湾では18歳女性の90%以上が近視です。しかも、極度の強度近視も以前より増えてきていると いうのです。   
では、小児の近視が進行する原因は何なのでしょうか。それは、眼球が成長する時期に網膜の周 辺部に焦点のずれがあること、一般的に近視が始まる学童期(6歳から12歳ごろ)に眼球の奥行の長さ(眼軸長)が伸びてしまうことが原因と考えられます。
これらを踏まえ、Dr. Wallineは小児の近視抑制効果についてあらゆる研究を比較調査し、以下の 治療が最も有効であると述べています。

●オルソケラトロジー (夜用コンタクトレンズ) 
●低濃度アトロピン点眼
●マルチフォーカルソフトコンタクトレンズ(日本では入手不可)

これらは、ほとんど副作用もなく、近視抑制に高い効果が期待されるものであると考えられています。
近視はありふれた異常だと軽く考えがちですが、進み続けると強度近視に進行し、最悪の場合失明することもある、決して侮れない病気とも言えます。現代の医学では、残念ながら既に進行してしまった近視を元に戻すことは不可能です。しかしながら、早めの段階で進行を抑える効果は十分期待できると考えられています。現代病であるといっても過言ではない近視において、学童期である小児の段階で進行に異常を感じられた場合、早めに専門の眼科に相談されてみてはいかがでしょうか。
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