あだち眼科のアクティビティ

京都府八幡市で唯一近視治療(オルソケラトロジー)、先進医療(多焦点眼内レンズ)を行う眼科施設です。

あだち眼科公式サイトはhttp://adachiganka.net

緑内障に初のサプリメント

前回に引き続き、緑内障についてお話します。

緑内障の予防・治療に必要なものとしては、眼圧を下げる、視神経の血流を良くする、視神経を保護することが挙げられますが、これら全てに効果が期待できるサプリメント「サンテ グラジェノックス」が昨年参天製薬より発売されました。今までの治療は点眼により眼圧を下げる事が主流であったのに対し、このサプリメントは初めて視神経へ作用する効果が期待できます。
作用として報告されているのは
・眼圧下降効果
・網膜中心動脈の血流速度の改善
・神経保護作用
・視野狭窄抑制作用
・酸化ストレスや炎症に対する作用

です。

主な成分は
①松樹皮エキス(ピクノジェノール)
ビタミンCの50倍、ビタミンEの200倍の抗酸化力があると報告され、体内の活性酸素を除去する作用があり、網膜の保護作用が報告されています。
40種類以上のフラボノイドを含有。樹齢25年〜30年のフランス海岸松の樹皮から抽出した天然の植物由来成分を損なわないよう特許化された抽出プロセスを経て、伐採後24時間以内に製品化されたものです。

②ビルベリーエキス
細動脈血管の血流改善を示唆する作用や、炎症に対する作用、酸化ストレスに対する作用などが報告されています。
アントシアニン、タンニン、ヒドロキシ安息香酸、フラボノール配糖体などを含有。7〜9月にかけての成熟期に収穫されたビルベリーの生果実からのみ抽出されたものです。


このサプリメントをラタノプロスト点眼薬(眼圧を下げる目薬)と併用することでさらなる効果が期待出来るとの報告もあります。当院では緑内障の患者様、緑内障になりやすい方にはおすすめしております。ご興味ある方はご相談下さい。


緑内障を予防できる飲み物は?

米国眼科学会(AAO)のデータによると、緑内障のリスク因子は以下に挙げられます。

1)40歳以上
2)アフリカ/アジア系/ヒスパニック系のルーツがある
3)眼科検診で眼圧上昇を指摘された経験がある
4)近視ないし遠視である
5)眼外傷、あるいは眼球損傷の既往がある
6)角膜中心部が菲薄化している

緑内障の早期発見の重要性については以前にもお話させていただきましたが、今日は予防のお話です。

香港の眼科医らの研究によると、緑茶のカテキンが緑内障予防に効果的ということです。
これはHong Kong Eye Hospital, Kowloonとthe Prince of Wales Hospital, Shatinの医師らによる研究でJournal of Agricultural and Food Chemistryに掲載されたものです。この論文は経口摂取されたカテキンが目の組織に届いた事が証明されたというものです。つまり、カテキンは抗酸化作用を持つ物質であるため、目への酸化ストレスへ作用するかもしれないという研究研究結果を示すものです。

もともと緑茶のカテキンが身体に良いことは知られていますが緑内障にもその効果があるとは朗報ですね。





目の難病にiPS創薬候補

遺伝性の目の病気「クリスタリン網膜症」の治療薬候補をiPS細胞を用いて見つけられたとの記事を見つけました。

これは京都大学の池田華子准教授らの研究グループによって発表されました。
クリスタリン網膜症とは遺伝性の難病で徐々に視野が狭くなり失明に至り、根本的な治療法は無い病気です。

池田准教授のグループは、クリスタリン網膜症の患者の皮膚の細胞を採取し、iPS細胞を用い網膜色素上皮細胞を作製し病気の状態を再現し分析しました。その結果この病気の仕組みを解明したということです。
国内患者は推定1500人〜2000人と言われ、患者数も少ない事から製薬会社が薬の開発に乗り出さなかった難病でありました。この発見が今後の治療に役立つものとなることを期待します。

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